花粉症は、花粉によって免疫反応が乱されることによって起きます。
今回は、自分の自律神経を整えて、免疫反応も整えるためにできることを紹介していきます。
1そもそも自律神経って何?
自律神経とは、交感神経と副交感神経の両方をまとめて指します。
交感神経は、身体が興奮したときに働く神経で、血圧や心拍数を上げる働きを持っています。
副交感神経は逆に、身体がリラックスしたときに働く神経で、食べ物の消化などに関わっています。
免疫反応は交感神経が優位になっていると強くなるので、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れていると、免疫反応は正常に作用しないというわけです。
2自律神経を整えるには?
では、自律神経を整えるにはどうしたらよいのでしょうか?
それには、生活習慣を整えることが大切です。
まずは朝ごはんをきちんと食べることです。
忙しい人もそうですが、特に花粉症の症状が重いときは食欲が減りがちです。
それでも、朝ごはんをしっかり食べることで生活リズムが生まれ、自律神経の乱れが少なくなります。
次に、夜更かしをしないことです。
夜更かしも、朝食を抜くこと同様に、生活リズムを乱れさせます。
もしも鼻づまりがひどくて、寝付けないという人は、枕を高くすると改善されることがあります。
また、適度な運動をすることも自律神経を整えるのに大切です。
身体を動かすことで血行がよくなり、免疫も正常に保たれるのです。
しかし、花粉症のシーズンでは、外での運動は花粉に晒されることになるので、
できれば室内での運動が好ましいです。
そして、アロマオイルでリラックスすることも自律神経を整えてくれます。
アロマオイルのリラクゼーション効果によって、交感神経と副交感神経のバランスがよくなります。
3自律神経を整えるお風呂の入り方
最後に、自律神経を整えるお風呂の入り方を紹介していきます。
まず、入浴前に、乾布摩擦をするのが良いです。
乾布摩擦には血行を良くする働きがあります。
身体の端から、心臓に向かってマッサージするようにしましょう。
次に、シャワーだけでなく、湯船につかりましょう。
湯船につかるほうが、血行がよくなるからです。
その際に、38℃ほどのぬるめのお湯にゆっくり入るのがコツです。
髪の毛はしっかりシャンプーをしましょう。花粉をきちんと落とすためです。
ただし、シャンプーには界面活性剤が含まれているので注意です。
界面活性剤が粘膜に入ると、身体を守る粘膜が壊れてしまいます。
すると、その壊れた部分から花粉が入りやすくなってしまうのです。
ですので、シャンプーを使った場合はしっかりとすすぐことが大事です。
3分ほどのすすぎで落ちると言われています。